リアル・アクション・アプリ
ミス3で失格
ミス1、1時間以内にグラウンドを一周すること。
ミス2,30分以内に誰かをおんぶすること。
ミス3、15分以内に万引すること。
3回失敗すると、失格です。
次の日は日曜日だったけれど、できるだけ早い時間に起きて出かけられる準備をすることにした。
そうしないと昨日みたいに急に無茶な指示がきたときに、対応できないからだ。
昨日のでミス1になってしまったから、ここから先は油断できない。
「あら瞳、今日は日曜日なのに早いのね?」
着替えてリビングへと下りていくと、お母さんが珍しそうに私を見てきた。
「たまには日曜日でも早起きくらいするよ」
とごまかしてソファに座る。
今日はお父さんもお母さんも仕事が休みでのんびりとした雰囲気が家の中にながれている。
朝ごはんを食べるのもいつもよりゆっくりになるから、お母さんはクロスワードパズルに専念している。
私も自分のスマホを取り出したとき、昇からメッセージが届いていることに気がついた。
《昇:【R‐アプリを確認してみろ。昨日のミッションをクリアしてる奴らがいる】》
その文面に思わず目を大きく見開いた。
昨日通知で送られてきたのは15分以内に万引する動画を送ることだった。
こんなミッション誰も成功しないと思っていたのに。
ミス2,30分以内に誰かをおんぶすること。
ミス3、15分以内に万引すること。
3回失敗すると、失格です。
次の日は日曜日だったけれど、できるだけ早い時間に起きて出かけられる準備をすることにした。
そうしないと昨日みたいに急に無茶な指示がきたときに、対応できないからだ。
昨日のでミス1になってしまったから、ここから先は油断できない。
「あら瞳、今日は日曜日なのに早いのね?」
着替えてリビングへと下りていくと、お母さんが珍しそうに私を見てきた。
「たまには日曜日でも早起きくらいするよ」
とごまかしてソファに座る。
今日はお父さんもお母さんも仕事が休みでのんびりとした雰囲気が家の中にながれている。
朝ごはんを食べるのもいつもよりゆっくりになるから、お母さんはクロスワードパズルに専念している。
私も自分のスマホを取り出したとき、昇からメッセージが届いていることに気がついた。
《昇:【R‐アプリを確認してみろ。昨日のミッションをクリアしてる奴らがいる】》
その文面に思わず目を大きく見開いた。
昨日通知で送られてきたのは15分以内に万引する動画を送ることだった。
こんなミッション誰も成功しないと思っていたのに。