トライアングル
智也に出会ったのは去年。
クラスに慣れ始めた6月に席替えをした。
その時に隣にいたのが智也だった。
―新しいお隣りさんにあいさつをしようと、緊張しながら話しかけた。
「あの…!!ここ、空いてますか!?」
「ぷっ、あはは!『空いてますか』って、席替えだから空いてるに決まってるよ。それにここは君の席!!」
ずいぶん気さくな人だな〜と、この時の私は素直にそう思った。
意気投合した私達は、お互い簡単に自己紹介をした。
この席替え以来、私達はよく話すようになった…―
そしていつの間にか、智也を好きになっていた。
私の気持ちを知っているのは親友の美香だけ。
私が好きだとバレたら、智也と友達の関係も壊れる。
それは絶対嫌だしね…。
だから慌てて大声を出した。恥ずかしかったけど…。
クラスに慣れ始めた6月に席替えをした。
その時に隣にいたのが智也だった。
―新しいお隣りさんにあいさつをしようと、緊張しながら話しかけた。
「あの…!!ここ、空いてますか!?」
「ぷっ、あはは!『空いてますか』って、席替えだから空いてるに決まってるよ。それにここは君の席!!」
ずいぶん気さくな人だな〜と、この時の私は素直にそう思った。
意気投合した私達は、お互い簡単に自己紹介をした。
この席替え以来、私達はよく話すようになった…―
そしていつの間にか、智也を好きになっていた。
私の気持ちを知っているのは親友の美香だけ。
私が好きだとバレたら、智也と友達の関係も壊れる。
それは絶対嫌だしね…。
だから慌てて大声を出した。恥ずかしかったけど…。