☯あおむしの旅☯
だめだよー、飛び降りちゃー!
ひゅー。
夕方になって、きゅうに風がつよくなった。
はっぱの上でいねむりをしていたぼくは、あっという間にはっぱから落ちてしまった。
気がついたら、ぼくはおとこの人がしょっているリュックサックの上にいた。
リュックサックはときどき、おとこの人の背中で大きくゆれた。
そのたびに、ぼくはふり落とされないように、ぎゅーっとしがみついた。
おとこの人は、電車にのった。
ぼくはリュックサックのポケットの中に入り、顔だけ出して外を見ていた。
びゅーん、びゅーん、外のけしきがとんでいく。
やがて、外はまっ暗になった。
おとこの人は山の駅で、電車をおりて、それからバスにのったんだ。
ガタガタガタガタ、バスは夜の山みちをどこまでものぼっていった。
バスがゆれると、おとこの人も、リュックサックも、ぼくもゆれた。
夜が明けるころ、おとこの人はバスをおりた。空には星がいっぱいかがやいている。
夕方になって、きゅうに風がつよくなった。
はっぱの上でいねむりをしていたぼくは、あっという間にはっぱから落ちてしまった。
気がついたら、ぼくはおとこの人がしょっているリュックサックの上にいた。
リュックサックはときどき、おとこの人の背中で大きくゆれた。
そのたびに、ぼくはふり落とされないように、ぎゅーっとしがみついた。
おとこの人は、電車にのった。
ぼくはリュックサックのポケットの中に入り、顔だけ出して外を見ていた。
びゅーん、びゅーん、外のけしきがとんでいく。
やがて、外はまっ暗になった。
おとこの人は山の駅で、電車をおりて、それからバスにのったんだ。
ガタガタガタガタ、バスは夜の山みちをどこまでものぼっていった。
バスがゆれると、おとこの人も、リュックサックも、ぼくもゆれた。
夜が明けるころ、おとこの人はバスをおりた。空には星がいっぱいかがやいている。