「松崎さん、お待ちかねの理穂が来ましたよ」



向かいに座っていた松崎天(まつざき そら)は、南の言葉に思わず咳き込んだ。



「余計な事言うなよ!」



「アハハ。言っちゃまずかった?」



「お前なぁ」



二人のやりとりを、理穂はボー然と眺めていた。



・・・そういえば、会社で何度か見たことある。




この人が、松崎っていうのか。


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