***



あれから二週間。



理穂は変わらぬ日々を送っていた。



変わったことといえば――――礼二さんの事、考えなくなったことかな?



「理穂」



南に呼ばれ、振り返る。



「仕事の後、何か予定あるの?」



「ないけど?」



「理穂の家で久しぶりに飲まない?」



「うちで?―――いいけど」



南はニッと笑って、



「決まり。じゃあ、明日休みだし泊まる準備して行くわ」





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