緑のリボン
プロローグ
季節は春。
4月中旬になったが、まだ冬の肌寒さがの残っている。
桜の木も、まだ花を咲かずにつぼみが多い。
「もう春んなったんだな!桜のつぼみがある!!」
「まあね」
2人の男女の会話が聞こえてくる。
「な、今日はどこ行く?俺クレープ食いたい!」
「お金ないから行きたくない」
高校生だろう、2人はブレザーを着ていた。
男子のほうは、制服をダラダラと着こなし、短髪で童顔だが長身で男らしい。
女子のほうは、制服もきっちりと、長い髪を1つで結んでいかにも女性という感じ。
いわゆる世間で言う美男美女そのものだった。
「ほらまた知恵は!金に気使いすぎ」
「お金がないだけって言ってるでしょ」
「だけど~甘い物~」
「秀ちゃん、うるさいよ」
ふざけているようだが、とても仲の良さそうな2人。
だが、2人はまだこの当たり前の日常が崩されるなんて思っていなかった。
そう・・・・・2人が予想もしなかった悲劇のような。
あぁ運命は突然だ。
「あんまりうるさいと、私ね秀ちゃん嫌いになるから」
「えええええ!!嫌だ嫌だ、じゃあ静かにする」
「・・・よろしい」
2人は歩み続ける。
肌寒い風にふかれながらも、そして何も知らずに――――
4月中旬になったが、まだ冬の肌寒さがの残っている。
桜の木も、まだ花を咲かずにつぼみが多い。
「もう春んなったんだな!桜のつぼみがある!!」
「まあね」
2人の男女の会話が聞こえてくる。
「な、今日はどこ行く?俺クレープ食いたい!」
「お金ないから行きたくない」
高校生だろう、2人はブレザーを着ていた。
男子のほうは、制服をダラダラと着こなし、短髪で童顔だが長身で男らしい。
女子のほうは、制服もきっちりと、長い髪を1つで結んでいかにも女性という感じ。
いわゆる世間で言う美男美女そのものだった。
「ほらまた知恵は!金に気使いすぎ」
「お金がないだけって言ってるでしょ」
「だけど~甘い物~」
「秀ちゃん、うるさいよ」
ふざけているようだが、とても仲の良さそうな2人。
だが、2人はまだこの当たり前の日常が崩されるなんて思っていなかった。
そう・・・・・2人が予想もしなかった悲劇のような。
あぁ運命は突然だ。
「あんまりうるさいと、私ね秀ちゃん嫌いになるから」
「えええええ!!嫌だ嫌だ、じゃあ静かにする」
「・・・よろしい」
2人は歩み続ける。
肌寒い風にふかれながらも、そして何も知らずに――――