いじめの刑
麗は自己中心的だったかな。
もっと考えればよかった。
自分の思った事を言えばよかった。
そうすれば今も楽しかったはずなのに…
『麗?
おぉーい麗?』
真莉絵が言った。
『もぉ最近麗どうしたのさ?
ボーーーーっとしちゃってぇ~☆』
『えっ?
そう?
……………あっ!
明日香学校来たかな?
玄関行ってみよ☆』
『…………………うん!』
一瞬だけ真莉絵の顔が曇った。
でも、麗はあえて気にしなかった。
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