いじめの刑
『うぅっ…』
確かに麗とあおは②人で帰ってる。
『きっとそうかと思ってた。
いつから付き合ってるの?
うちが圭斗に告った日?』
『あっ………
うぅっ…』
当たってる。
もぅ①人じゃ耐えられない。
麗は嘘がつけない性格。
あおが来なきゃ…
あおはいつもチャイムギリギリでくる。
きっとあおはもうすぐ来る。




ガラガラ…
あおだっ!
バンッ
戸の閉まる音がした。
『おっはよぉ↑』
何も知らないあお。
でもけしかけの黒板を見て分ったようだった。
『おっ。
麗の彼氏だよねぇ~』
周がいった。
『…………付き合ってねぇよ。』
嘘を言ってくれた。
でも、やだ!
悲しくなってきた…
本当の事言わなきゃ!
『あお…
ありがとう。
でも、いいよね?



あぉ…
圭斗と麗、付き合ってるよ。
彩華が告った日に、圭斗に告られて…』
今はなんで言ったのか不思議…
恋はたまに自分でも分らない事をさせる…





この時、彩華は小さくささやいていた…



『どうしてOKしたの?
麗、最低。』
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