いじめの刑
そして、ビリッビリッビリッ…全部の手紙を切ってゴミ箱に捨てた。
『ウゥッグスンッなんで…





ハッ!!!』
そこには彩華達がいた。
『なぁに泣いてんの?
自分が選んだ道でしょ?
自業自得だよぉ…』
彩華は下を向いた。
『ひっどぉい~
せっかく手紙をあんたみたいなやつに書いてやったのに何切ってんのよぉ?
紙がもったいないじゃない~』
はずきはゴミ箱から手紙を拾った。
『はずき……』
『名前呼ばないでよ。
けがれるっ』
『凜呼…』
凜呼がそんなこと言う人だと思わなかった…
『紙もったいないねぇ~
だったら食べちゃえば!?』
彩華が言った途端、凜呼が麗の手をつかんできた。
そして叫ばないうちにはずきが麗の口にバラバラになった手紙をいれた。
『ウゥッゲホッ』
その時、予鈴がなった。
『そろそろ教室いこっかぁ。ねぇ麗ちゃん♪
一応先生には麗と仲がいい友達役なんでね。
絶対今日のこといわないでね麗ちゃん♪』
そっか…そぅなんだよね…
『でもぉ…やっぱうちら、先に行くね♪
一緒に歩きたくないから。
ハッハッハ…』


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