いじめの刑
きっと今は麗だけいるハズ…
『麗?』
麗は驚いていた。
でも、私の方が驚いた。
麗は口の中に手紙がまだ入っていた。
それに暴れたからなのか髪の毛もボサボサ。
『麗!?
………大丈夫?』
私は、手紙をゴミ箱に捨てた。
それでも麗は喋んなかった。
麗はきっと私をさけてるんだ…
可哀相…麗をなんとかしつあげなきゃっ!
あと、⑤分で…
その前に戸を閉めなきゃ彩華に見られる!!
戸を閉めた時
『ねぇ…麗って学校にいちゃだめ?
結衣もさ、麗に手紙書いたでしょ?
麗ね、読だんだんだ…
手紙を切る時に…
結衣はきっとそんな事書かないって。
でも…違ったんだね。』
『違うよっ!
麗。ごめんね…』
だきしめた。
本当に私の気持ちが伝わるように…
ごめんねって事が分かるように…
麗は小さく震えていた。
『麗、私ね…』
彩華の事を全部話した。
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