いじめの刑
明日香は、合宿のとき、優南を好きって言ってたじゃん!
みんな麗のせいだ…
『なんか…ごめんねっ麗が優南の悪口言うからだよね?もうやめよっ。』
もう遅かった…
『そんな事ないよ☆別に麗がいわなくったって優南の性格はこのままだったでしょ?誰かが絶対言い始めてたって!それに本当優南ムカつく!なんかしてやんない?』
『やめ…』
麗の言葉はこれで終わった。
それは真莉絵がはさんだからだった。
『いいねぇ…じゃっ今度小物屋さん行かないでみんなでカラオケいこぉ↑↑優南には小物屋さんいかせとこ』
やだ!なんて言えないよ。
私は、
『うんうん行こうねぇ!』
なんて答えてしまった。
〈‘いじめ’っていけない事だから絶対にしてはイケナイ事。そして見てる人もいじめです。〉
脳裏にグルグルまわっていた。
よく、道徳の時間に先生が言ってた言葉
無理だよね? だって自分にいじめがまわってきたらやだから…



なんで私がこんなに悩まなきゃいけないの?
考えるのをやめようと思った。
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