加藤梅子の結婚
 乱暴に扱われるのは好きだけど、愛を感じさせてくれないと悲しくなるんだって今日知った。いや、知っていたけれど見ないふりをしていた。いつものホテルでいつものように仁は私の上に裸で跨った。ただぬかるみが少ない割れ目にいきり立った一物をイライラしながら強引に沈みこませる。愛撫なんてしてないから当たり前だろう、と沙月は目を細めた。目が血走って不機嫌な様子に抵抗もせず、まるで他人事のようにかわいそうにって思った。

 好きな子が結婚しちゃって、可愛そうに。

 乾ききった膣が擦れて痛くて涙が出た。
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