お姫様の条件

悪魔の囁き?天使の微笑み!


「とりあえず歌を覚えろ。少しくらい知ってるのはあるだろ」
リビングのテーブルに、海音寺響のCDがズラッと並べられる。
海音寺響はソファーに座って私と谷川を眺めていた。
並べられたCDのうち、私の持っているシングルとアルバムは約15枚中、アルバム1枚とシングル4枚だった。
結構メジャーな曲なので、振付もなんとなく分かる。
なんだかんだ言って、海音寺響のファンだった時期もあったのだ。
あ、安心して。
今は流基一筋!だから。
……って何の安心だよ!!!
< 37 / 41 >

この作品をシェア

pagetop