罪深く、私を奪って。
手の届かない人
手の届かない人
土曜と日曜。
いつも通り2日間の休みだったはずなのに、なんだかこの週末はやけに長く感じた。
きっと色々な事がありすぎたから。
休み明けの怠さを吹き飛ばすように、きっちりとメイクをして制服に着替える。
時間に余裕を持って更衣室を出ると、
「詩織ー!!」
聞き覚えのある声がして、いきなり誰かに抱きしめられた。
「きゃ……!」
驚いて振り向くと、後ろから私に抱きついた亜紀さん。
「聞いたよー。大変だったんだってね! もう、私に言ってくれたらうちにかくまってあげたのに!」
そっか、石井さんからあの出来事を聞いたんだ。
「その場に私がいたら思いっきり犯人の男を蹴り飛ばしてやったのに! くそー、今からでも蹴りにいってやろうかな」
鼻息荒くそう言う亜紀さんに、思わず苦笑い。
「大丈夫ですよ。もうちゃんと謝ってもらったし。私も悪かったんです」
そう言っても怒りは収まりきらないらしく、亜紀さんは休憩室の椅子をガンガンと足で蹴った。
「それより、石井さんにも永瀬さんにも迷惑をかけてしまって」
「ああ、いいのいいの。いつでも使ってやってよ。石井の部屋に泊まったんでしょ?」
「あ、はい……」
石井さん、私が部屋に泊まった事もちゃんと亜紀さんに言ったんだ。
そうだよね、なにもやましい事なんてないもんね。
土曜と日曜。
いつも通り2日間の休みだったはずなのに、なんだかこの週末はやけに長く感じた。
きっと色々な事がありすぎたから。
休み明けの怠さを吹き飛ばすように、きっちりとメイクをして制服に着替える。
時間に余裕を持って更衣室を出ると、
「詩織ー!!」
聞き覚えのある声がして、いきなり誰かに抱きしめられた。
「きゃ……!」
驚いて振り向くと、後ろから私に抱きついた亜紀さん。
「聞いたよー。大変だったんだってね! もう、私に言ってくれたらうちにかくまってあげたのに!」
そっか、石井さんからあの出来事を聞いたんだ。
「その場に私がいたら思いっきり犯人の男を蹴り飛ばしてやったのに! くそー、今からでも蹴りにいってやろうかな」
鼻息荒くそう言う亜紀さんに、思わず苦笑い。
「大丈夫ですよ。もうちゃんと謝ってもらったし。私も悪かったんです」
そう言っても怒りは収まりきらないらしく、亜紀さんは休憩室の椅子をガンガンと足で蹴った。
「それより、石井さんにも永瀬さんにも迷惑をかけてしまって」
「ああ、いいのいいの。いつでも使ってやってよ。石井の部屋に泊まったんでしょ?」
「あ、はい……」
石井さん、私が部屋に泊まった事もちゃんと亜紀さんに言ったんだ。
そうだよね、なにもやましい事なんてないもんね。