スーパーNEMO大戦


「だったら・・・」


 お前が代わりに乗るか?・・・といいかけて、ソレはさすがに言えなかった。


 そこは男としての最後のプライドが拒否した。


「隊長が言ったのでしょ?カミレンロボは、他の誰でもない、ブルーに託したって・・・。実際12人もいて、カミレンロボの操縦が出来る人間が茂だけだとは、私も思ってないよ。」


 そう・・・代わりは誰でもいる。


 代役はいつだって立てられる。


 でも・・・それでも・・・。


「隊長のこと、信じてないとか?」


 まさか・・・


「あるわけないだろ?どれぐらい、俺たちが、カミレンジャーやってると思ってるんだよ?」


 なぜか歳は取らないけれど、青山がカミレンブルーになって、もう長い。


 いろんなことがあったし、色んな事件に遭遇した。


「だったら、頑張りなよ。海人さんも、カオリさんも結局はそれぞれに帰るところがある、異世界の人たちなんだよ。この世界のヒーローは私たちなんだからさ。」


 ・・・・・・・。


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