スーパーNEMO大戦


「世界を救う?・・・そんな大それたものではないと思うわ・・・そうね・・・あえて言うなら、美里たちへのお礼をするため・・・と言ったところかしら?」


 ??


「意味が分からないよ。」


「そうかしら?美里は、かつて私たちの世界を救ってくれたじゃない。それこそ命がけで。」


 命がけ・・・といわれると、物凄いオーバーな気がするけど・・・。


 確かに、それはカオリと始めてであったときの大冒険。


 今でも思い出すだけで胸が弾む、大冒険だったのはよく覚えている。


「あのときのお礼をするべきだ・・・あのときの恩を返さなくてはいけないんだ・・・そう神様に言われた気がしたの。」


 だから、ガルダストと一緒に、この世界に現れた。


 今度は、私たちを助けるために・・・私たちの世界を救うために・・・。


「そっか・・・なら、やっぱり私も乗らなくちゃね。」


 うん。そうだ。


 カオリがそのつもりなら、やっぱりガルダストには私も乗らないとダメだ


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