スーパーNEMO大戦


「だとしたら、隙を作るのは、私たちの役目ね。」


 それに続いたのは、カオリさんの言葉。


「ほえ?合体技ってそういうコトだったの?」


 美里ちゃんから間抜けな声が聞こえる。


「あら?そのつもりじゃなかったの?美里?」


「いや・・・そうじゃないけど・・・でも、ソレもいいね!燃える展開だ!」


 美里ちゃん・・・あなたと言う人は・・・。


「この世界を守るのは、この世界のヒーローの役目。私は異世界人だし、私のロボットは所詮オモチャ・・・後はお願いしますね。ヒーローさん。」


 言うと、ガルダスト越しに、カオリさんも笑った気がした。


「ちぇ~最後を決める方が、かっこいいのに・・・まぁいいや。そういうコトだから、ブルーお願いね!私たちは二番手を切るよ!」


 美里ちゃんも笑った気がする。


 おいおい・・・。


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