スーパーNEMO大戦
終章


 さて・・・ソレからのことを話そう。


 海人さんたちは、それから隊長たちからたんまりと報酬をもらい、元の世界に戻っていった。


「別に私たちは、残ってもかまわないと思ってるのよ。あなたたちの世界は・・・その・・・なんていうか・・・。」


 隊長はそんなコトを言っていたが・・・。


「いいですよ・・・そりゃ、色々ある世界ですが、あそこには置いて来ているものも、待ってる人たちもいるんです。」


 アルクさんのその一言で、何も言えなくなった。


 海人さんたちが、向こうに行ったことで、このシステムを復元することは不可能となった。


 元々、アルクさんと悠人君の合作だったのだ。


 どちらかが片方抜けた時点で、もう座標計算は出来ない。


 彼女が、ガルダストと一緒に向こうに言った時点で、このシステムは破壊されることが決定された。


< 150 / 160 >

この作品をシェア

pagetop