スーパーNEMO大戦
終章
さて・・・ソレからのことを話そう。
海人さんたちは、それから隊長たちからたんまりと報酬をもらい、元の世界に戻っていった。
「別に私たちは、残ってもかまわないと思ってるのよ。あなたたちの世界は・・・その・・・なんていうか・・・。」
隊長はそんなコトを言っていたが・・・。
「いいですよ・・・そりゃ、色々ある世界ですが、あそこには置いて来ているものも、待ってる人たちもいるんです。」
アルクさんのその一言で、何も言えなくなった。
海人さんたちが、向こうに行ったことで、このシステムを復元することは不可能となった。
元々、アルクさんと悠人君の合作だったのだ。
どちらかが片方抜けた時点で、もう座標計算は出来ない。
彼女が、ガルダストと一緒に向こうに言った時点で、このシステムは破壊されることが決定された。