スーパーNEMO大戦

「冗談じゃない!・・・神話レベルの事件を一介の魔道師がどうにかできるものかよ!?」


 急いで家に帰った悠人がマズしたことは、本をあさることだった。


 連絡は、美琴に任せておけばいい。


 太陽が見えないのなら、飛行機を飛ばすことは難しいかもしれないが、今の科学技術なら、ソレぐらいやってくれるはずだ。


 少なくとも、箒で飛ぶよりよっぽど効果的だ。


「ダメ・・・どの機関もまともに取り合ってくれない。」


 美琴の言葉。


 あぁ・・・やっぱり。


「まったく・・・保守派連中が!・・・神様を信じているなら、悪魔の存在も信じろよな!」


 所詮は、長きに渡って保守的な活動しかしてこなかった、封建制度機関。


 世界の破滅より、己の立場が大事か!


「どうするんだ?・・・コレ・・・?」


 悠人は空を見上げる。


 数分で終わるはずの日食。


 ・・・・・・・・いまだ終わらず。


 ・・・・・空から・・・・何かが降ってこようとしていた・・・・。


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