スーパーNEMO大戦
「・・・で、可能性としてはないって言ったのはどういうことなのかしら?」
お茶を飲んで少し落ち着いたカオリの言葉。
「いや、ようはさ・・・蛍光灯の仕組みは分からないけど、少なくともその蛍光灯によってそっちの世界と繋がるってことは、元々偶発的に向こうとこっちの世界をつなぐ可能性はあるってことだったのだろう?」
兄貴の言葉は実に簡素で、相変わらずよく分からなかった。
つまり・・・どういうことだ?
「人工的に起こせる現象には、必ず自然現象として偶発的に起こる可能性がある・・・ということね。」
いや、カオリ・・・さらに分かりにくくなってるから。