スーパーNEMO大戦
「それが、防護服か!!」
だとしたら、発想は簡単だった。
由良は、一気に距離を詰める。
そうだ。
異性人がなぜ、この地球と同じ大気で生きていけるのか?
ソレを考えたら、対抗策はいくらでもあった。
右手に持った拳銃を躊躇なく打ち込む。
同じ場所に、コンマ1ミリのズレなく。
狙う場所は決まっている・・・あの触手の先端。
どう考えても何かしらの間接部分になっている場所。
人間と同じ間接を持っていなくても、俺の前でそこまで動かれれば、どこが間接なのか見分けるのは容易。
・・・もう一度言ってやる。
「最初に出会った地球人が、俺だったのは、不幸だったな!」
弾丸、12発・・・全弾命中。
効果はすぐに現れない。
だが・・・。