スーパーNEMO大戦

「)’(&()’&%)&()(%%!!!」


 数秒のときを置いて、異性人が突然苦しみだした。


 ビンゴ。


 防護服に身を包んでいるというコトは、この地球上の大気には対応していないというコト。


 宇宙服は、そこにコンマ数ミリの穴が開いただけで、致命傷となる。


 あの、紫の液体は血ではない。


 防護膜だったのだ。


 しかし、いくら防護膜をはり、弾丸ぐらいなら防げるといったところで、同じ場所に、何度も食らえば、さすがに壊れるだろう。


 何も、穴が開かなくても小さな亀裂が入れば十分。


 弾丸を食らったドリル星人は、苦しんだかと思うと、倒れこみ、そのまま動かなくなった。


 はい、一人上がり。


「残り9匹・・・かかってこいよ・・・。」


 効きにくい・・・というだけで、弾丸が有効な武器になることは分かった。


 ならば、対抗策はある。


 弾丸以上に強い武器なら、いくらでもある。


 さぁ・・・どうする・・・?


 由良はにやける。


 しかし、次の瞬間。


「!」


 宇宙人たちは、何かしらの会話をしたと思った瞬間、一気に飛び散る。


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