スーパーNEMO大戦

「そう来るか!」


 数では向こうの方が圧倒的に有利なのだ。


 だとしたら、取れる手段は決まっている。


 囲みだ・・・。


 9人同時に、触手を飛ばされたら、さすがに由良も手段がない。


 しかもあいつら・・・空を飛びやがる!!


「上もかよ!」


 しまった・・・という言葉すら出ない。


 こうなったら、一箇所に狙いを定め、一点集中突破を狙うしかない・・・。


 そう考えた矢先・・・。


「カミレンレーザー!!」


 なんとも間抜けな名前と、声が聞こえた。


「!」


 ソレを避けれたのは、偶然としか言いようがない。


 まっすぐに伸びる。黄色のレーザー。


 宇宙人の一人に命中したと思ったら、一気に焼け焦げ、倒れてしまった。


「・・・・・誰だ?」


 口にして見るが・・・。


「危ないところだったわね。怪我はない?」


 由良の目の前にいたのは、全身黒タイツの・・・女の人??


 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。


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