スーパーNEMO大戦
KAMIREN =ROBO

「クソが!!」


 茂はロボの中で荒れていた。


 相手は30体・・・いや、それ以上。


 とても、二体のロボだけではまかないきれる量ではなかったのだ。


「あと、どれぐらいだよ?」


 援軍は望めない。


 戦闘機や戦車では歯が立たない。


 頼みの綱は、カミレディロボ。


 しかし、ピンクも自分の敵で精一杯。


 分かってる!・・・俺がやらなくては、どうにもならないことは・・・。


 ・・・・・逃げたい・・・・・。


 心の闇が訴える・・・。


 ・・・・・・・・・俺は一般人だぞ・・・・・。


 その闇はどんどん大きくなる・・・。


 ・・・・・・・・・・なんで、こんなことしなくちゃいけないんだよ・・・。


「うるさい!!」


 思わず叫んだ。


「うるさい!うるさい!うるさい!!」


 俺は、正義の味方なんだ!


 カミレンジャーの№2、カミレンブルーなんだ!!


 負けるか!逃げるか!ひるむものか!!


 ソードを振り回す、銃を撃ちつくす。


 敵は倒れない。


 ひるんでくれない。


 ・・・ピンクに任せて、俺は避難誘導を・・・。


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