スーパーNEMO大戦

『ブルー情けないわね。』


 わかってるよ、ピンク。


 でも、そっちだって限界が近いんじゃないのか?


『分かりました。ですが、こちらは大事な約束がある身。あまり無理できないことをご承知ください。』


 声からして、カオリのものだった。


「いいさ・・・数が必要だっただけだ。」


 とにかく、味方が欲しかっただけに過ぎない。


 少しでもサポートしてくれる味方が・・・。


『了解しました。美里、いくわよ。』


『うん!ガルダスト!!出撃!!』


 言うと、ガルダストと呼ばれた赤いロボットは動き出す。


「よし!・・・よく分からないが、味方が増えた!!」


 民間人に助けられるというのは、もしかしたら、情けないことなのかもしれない。


 だけど・・・だからこそ、余計に迷いも吹っ切れた。


 ・・・・もう逃げられない。


「カミレンロボ!!フルパワーだ!!」


 ブルーは、カミレンロボのパワーをあげる。


 限界が近い・・・でも、味方はいる。


 短期間で一気に勝負を仕掛ける。


 ブルーの懇親の一撃が飛んだ。




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