スーパーNEMO大戦
「勝った・・・みたいだな・・・」
確かな手ごたえを感じ、悠人は魔方陣から外に出る。
瞬間。
「くっ!」
悠人はひざから崩れそうになる。
はやり、身体に無理をかけすぎたのだ。
天候を操るなど、並みの技術ではない。
ましてやピンポイントで落雷させるなど・・・。
「まったく・・・ファンタジー小説に出てくる、魔法使いのようには行かないよな。」
言うと、悠人は祭壇の脇においてある、水差しから、コップに移し変えることもなく水を飲む。
一口飲むごとに体力が回復してくるのが分かる。
念のため断っておくが、ただの水道水である・・・。
「ふぅ・・・」
ようやく、一息つけた悠人は、ある一冊の本をとる。
出てきた本は・・・魔道書ではなく・・・科学の本・・・・。