スーパーNEMO大戦


「しかし、親玉をみつけるって言ったところで、場所が分からなければ、どうにもならないんじゃ・・・?」


 口にしたのは、由良くん。


 悠人と同級生らしく、どうも暗殺者らしい。


 暗殺者と魔法使いが、同じクラス・・・。


 なんと言うデンジャラスな学校なのだろう・・・。


「私、進路希望、赤塚学園に変えよう!」


 しかも、ソレを知った美里ちゃんは、彼らの後輩になる気、満々だし・・・。


 いいのか!?


 っていうか、彼らの後輩になったところで、美里ちゃんが魔法を使えるわけでも、暗殺術を使えるようになるわけでもないんだぞ!!


「場所?そんなもの、占いで探し出せばいいじゃない・・・ね、悠人。」


 笑いながら、隊長は、悠人に顔を向ける。


「俺ですか・・・?」


 戸惑いを見せる悠人。


 そりゃ、いきなり振られたら、そんな顔もする。


「ソロモン式魔術師の後継者・・・ギアでも、カミレンロボでもガルダストでも歯が立たない・・・何気に、この中ではあなたは、一番優秀よ。一番頼りになる存在といってもいいわ。」


 おぉ!隊長の褒め殺し!


 珍しい・・・。


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