スーパーNEMO大戦


「秘密道具!『蛍光灯』!これは、異世界に通じる扉だよ!すごいでしょ!?」


 言いながら、自慢げにわっか形の蛍光灯を振りかざす美里ちゃん。


 マジで!?


 蛍光灯にそんな能力があるなんて、知らなかった!!


「いや・・・あの蛍光灯だけが特別だから・・・」


 そうですね・・・恵さん、分かっていますよ・・・。


 って、レッド!!あんた何、地味に部屋の蛍光灯取ろうとしてるの!?


「さすがは、オールスター・・・アルク、美里ちゃんの持っている蛍光灯の解析お願いできるかしら?」


「俺ですか?」


「この中で、科学力を見たら、あなたの知識が一番高い。ソレに、この蛍光灯じゃ、人は移動できても、ロボの移動は出来ない・・・」


 つまり・・・。


「解析、および改造を施せと?」


「あなたなら、できるでしょ?」


 ・・・・・・よく考えたら、無茶振りだよな・・・。


 いくらなんでも、そこまで出来るなんて、思えないが・・・。


「可能性の問題だ。出来るとは、言い切れない。」


 アルクさんの言葉。


「ゼロでないなら、十分よ。」


 隊長が返す。


「それで、俺たちが元の世界へ逃げる可能性は?」


 再び、アルクさんの言葉。


「今は考えないであげる。」


 ・・・・・・・・・。


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