君のいない世界
「宍戸さん、あれって跡部さんじゃないですか?」
「は?」
(跡部?あいつ何してんだ、あんなに走って…)
「おぃ、跡部、どうし…」
宍戸はそこで言葉をつまらせた。涙を流している跡部の顔を見て。
「何でもねえ…。」
「お前、その顔で何でもねえってありえな「何でもねえんだよ!!!!」…」
「跡部…」
「悪い……今日はもう帰る…。」
そして跡部は車を呼んで帰った。
「跡部、どうしたんだよ…。」
「跡部さん…」
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