桃色
私はなつと一緒に2年1組に向かった。



教室に入ると、もう何人か来ていた。


私は、慌ててもう一度クラス表を見た。


そして、そっと胸を撫で下ろした。


・・・よかった、田中君も2組だ。



2年になっても、相変わらず美鈴ちゃんと離れ離れだった。


中学生になってから、クラスが分かれてしまったこともあり、美鈴ちゃんとはあんまり話してなかった。



それでも、下駄箱で美鈴ちゃん達がたまってて、その前を通るたびに声をかけてくれていた。


「桃子~、バイバイ!」


私は、それだけで嬉しかった。



「また、水嶋と同じクラスかぁ~」

「なつ、嬉しいくせにぃ~」


私となつがそんなことを言い合ってると、千絵がやってきた。



「「「やったね♪」」」


私達3人はピースサインをした。



これからいっぱい楽しいことがあるよ。


いっぱい思い出作ろう!!そう思った。



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