桃色
「美鈴のことが原因なんやろ?」
「ゆぅ君に聞いたの?」
健ちゃんはゆぅ君から全部聞いたみたいだった。
「だからな?俺は桃子の思ってることも全部知りたいんや」
そう言ってくれた。
私も健ちゃんには正直に話したかった。
でも、ここで全て話してしまうとゆぅ君と別れた意味がなくなると思った。
「もう、私のこと嫌いになってほしかったの。ただ、それだけだよ・・・」
「だけんって、あんなこと言うてわざと嫌われようとしたんか?でもな、そんなことしたって優士は桃子のこと嫌いになれるわけないだろ?」
「最悪だよね、私。何で、好きなのに傷付けてしまったんだろう・・・。もっと、いい別れ方があったかもしれないのにね・・・」
私は途方に暮れていた。
「なぁ?クラスの奴らからいろいろ言われてたよな?」
「うん。仕方ないよ。それは私が悪いんだし・・・」
「何かあったら俺に言えよ!?」
「もう、大丈夫だよ。これからは自分の力でどうにかするよ。だから、もう私のこと気にしないで・・・」
私がそう言うと、健ちゃんはそっか~とだけ言った。
卒業まであと少し。
最後までゆぅ君や健ちゃんと一緒に笑って過ごしたかったよ。
これから、前みたいに話したり出来ないんだね。
でも、私が決めたことだから。
仕方ないよね。
「ゆぅ君に聞いたの?」
健ちゃんはゆぅ君から全部聞いたみたいだった。
「だからな?俺は桃子の思ってることも全部知りたいんや」
そう言ってくれた。
私も健ちゃんには正直に話したかった。
でも、ここで全て話してしまうとゆぅ君と別れた意味がなくなると思った。
「もう、私のこと嫌いになってほしかったの。ただ、それだけだよ・・・」
「だけんって、あんなこと言うてわざと嫌われようとしたんか?でもな、そんなことしたって優士は桃子のこと嫌いになれるわけないだろ?」
「最悪だよね、私。何で、好きなのに傷付けてしまったんだろう・・・。もっと、いい別れ方があったかもしれないのにね・・・」
私は途方に暮れていた。
「なぁ?クラスの奴らからいろいろ言われてたよな?」
「うん。仕方ないよ。それは私が悪いんだし・・・」
「何かあったら俺に言えよ!?」
「もう、大丈夫だよ。これからは自分の力でどうにかするよ。だから、もう私のこと気にしないで・・・」
私がそう言うと、健ちゃんはそっか~とだけ言った。
卒業まであと少し。
最後までゆぅ君や健ちゃんと一緒に笑って過ごしたかったよ。
これから、前みたいに話したり出来ないんだね。
でも、私が決めたことだから。
仕方ないよね。