桃色
知らないうちに・・・私がヒロ君のことを好きだってことがみんなにバレていた。


そんなに、バレバレだったのかなぁ?


同じクラスの女子にもバレちゃった。


宿泊学習の時にみんなで恋バナをした。


その時、なぜか私の話になって。


「桃子ちゃんってヒロ君のこと好きなんだよね?」


愛ちゃんに言われて、頷いちゃった。


だから、クラスの女子全員、もう知ってる。



愛ちゃんは美鈴ちゃんと仲がいい。


なら、美鈴ちゃんも知ってるのかな?




あぁー、恥ずかしい!!


そして、愛ちゃんは、なぜか、いきなり美鈴ちゃんとゆぅ君のことを話し始めた。


「さっき、美鈴と優士君手つないであっち行ってたよ」

「うそぉ?ラブラブやん!!」


なつが盛り上げる。


「チュウもしたみたいだよ~」


愛ちゃんが楽しそうに話す。


「でも、あの二人まだヤってはいないみたいだけどね・・・」


その話を聞いて、私はなぜかホッとした。



胸を撫で下ろした、ってゆうのかなぁ?


なんで、こう思ったのか、その時は気付かなかった。



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