桃色
それから、一人でいられなくなって・・・。

そんな私に気付いてくれたタケルと付き合った。


タケルに抱かれると嫌なこと全部忘れられた。


愛されてること、守られてることを、改めて実感した。


外見も一緒になれて、ずっと繋がってられるそう思ってた。


だけど、また、タケルとも別れてしまって。


私は、もうどうでもいいってなった。



3年になって私は孤独を味わった。


孤独だって思ったけど、一人でいるのは楽だった。


誰にも、迷惑かけなくてすむし、心配かけなくていいから・・・。


・・・でも、とても寂しかった。


そんな私のそばに、梨花と加奈がいてくれた。


だから、がんばろうって思えたの。


ガラの悪い奴らと何度もやりあった。


今思えば、それでさえ楽しかった。


もう卒業してしまう・・・。


みんな旅立ってしまうけど、私はこの高校生活忘れないよ。

きっと、意味のあるものだと思うから。


「桃子、また、連絡するね!」

「うん!!」

「桃子、仕事頑張ってね!」

「うん!!頑張るよ!!!」


私達は、こうして高校を後にした。



 
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