桃色
男に抱きしめられても温もりを感じられない。
愛情なんて一切感じられない。
「桃子、俺のこと好きか?」
だけど、男はいつも私にそう聞く。
「好きだよ・・・」
私はいつも思ってもないことを言う。
だって、あんたもそうでしょ?
私のことちっとも好きでもないくせに。
だけど、この男だけは今までの男と違う。
こんな私からしぶとく離れて行かないんだ。
もう、付き合って半年近くなる・・・。
・・・どうしてだろう?
ただ、抱き合うだけだから?
相手がどんな人でもいいから?
・・・・・・・分からないよ。
「明日、仕事だから帰るね」
「あぁ・・・」
男は寝たままそう言った。
私はそのまま、男の家を後にする。
外の風が冷たく感じた。
愛情なんて一切感じられない。
「桃子、俺のこと好きか?」
だけど、男はいつも私にそう聞く。
「好きだよ・・・」
私はいつも思ってもないことを言う。
だって、あんたもそうでしょ?
私のことちっとも好きでもないくせに。
だけど、この男だけは今までの男と違う。
こんな私からしぶとく離れて行かないんだ。
もう、付き合って半年近くなる・・・。
・・・どうしてだろう?
ただ、抱き合うだけだから?
相手がどんな人でもいいから?
・・・・・・・分からないよ。
「明日、仕事だから帰るね」
「あぁ・・・」
男は寝たままそう言った。
私はそのまま、男の家を後にする。
外の風が冷たく感じた。