桃色
「いいから・・・」

私はそう言って、続けようとした。

あたしを抱いて、満たされるなら・・・。


すると、やっぱりタケルは私から離れた。


「どうしたの?」

私がそう言うと、

「お前、彼氏いんだろ!?」

タケルがそう言って私を見た。

口調が怒っているようだった。


「いるけど、別にいいでしょ・・・?」

私がそう言うと、タケルは深いため息をついた。



「お前、まだ続けてんのかよ?もうこういうん、やめろよ!!」

タケルはまっすぐ私を見つめてそう言った。

「お前、いつまでこんなん続けるつもりだよ!!」

タケルはやっぱり怒っていた。


・・・何・・・?


私にはさっぱり分からなかった。



「何でタケル怒ってんの?」


私がそう言うと、タケルは呆れた顔をして話し始めた・・・。






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