桃色
翔さんと話せてよかった。

私は、すぐにタケルに電話した。

こんなに今、胸がスッキリしてるのはタケルのおかげだから。

だけど、何度、電話してもタケルは出なかった。


昨日も出なかったよね・・・。

何か、あったのかな?

仕事が忙しいとか・・・。

私は千絵に電話した。

千絵となつは夜、私の家に来てくれることになった。



「翔さんとちゃんと話したよ」

私は、今日翔さんと話したことを二人に報告した。

翔さんとゆぅ君がいとこだったことも話した。

二人は、目を丸くしてびっくりしてた。


世間って本当に狭いよね。


「翔さんに話して、私、改めてゆぅ君のことが好きなんだって思った。今さら、思っても遅いけどね」

私はそう言って笑った。

すると千絵がこんなことを聞いてきた。


「ねぇ、あれからタケル君に会った?」

「えっ・・・?」

私がそう言うと、横でなつも心配そうな顔をしていた。


「やっぱり、タケル何かあったの?昨日も今日も電話かけても出ないんだけど・・・」

私がそう聞くと千絵が話してくれた。



< 257 / 500 >

この作品をシェア

pagetop