桃色
「タケル、茶髪にしたんだね!」
何だか嬉しかった。
真っ黒にしてた髪の毛が茶髪になってたから。
「あぁ、あとこれ見ろ!」
そう言って、耳を指差した。
「あぁ〜!!!」
そこには、ピアスが着いていた。
しかも、7個。
私は笑い転げた。
「タケル、このやろ〜、東京行って、洒落っけづきやがって〜!!」
私が調子に乗ってそんなことを言ってると、タケルは冷静に否定した。
「そういうわけじゃねえよ・・・」
「じゃあ、どういうことなの?」
「まぁ、自分らしくが一番ってことだな」
タケルはそう言った。
「そうだよね・・・。でも、タケル、あの頃の私の反対だね」
「そうやな・・・」
私達は海を見ながら、いつまでも笑い合っていた。
それから、時間が合えば、私はタケルと会って話をした。
「そうだ、タケル、私に電話してきたことあったよね?」
「えっ?いつの話だよ?」
「タケルがいなくなってちょうど1年ぐらい経った頃かな?」
「俺、してねぇよ・・・」
タケルは東京にいる間、一度も私に電話してきてないって言った。
「じゃ、あれ、誰だったんだろう?」
「何が?」
「一回ね、非通知でかかってきたことがあってね。私、タケルだと思ったから、タケル?って何回も聞いたの。そしたら、いきなり、切られちゃって・・・」
「ふぅ〜ん、間違い電話じゃねぇの?」
「やっぱり、そうなのかなぁ・・・」
私は、タケルに言われてそう思った。
あの電話に意味があったなんて・・・思いもしなかった。
何だか嬉しかった。
真っ黒にしてた髪の毛が茶髪になってたから。
「あぁ、あとこれ見ろ!」
そう言って、耳を指差した。
「あぁ〜!!!」
そこには、ピアスが着いていた。
しかも、7個。
私は笑い転げた。
「タケル、このやろ〜、東京行って、洒落っけづきやがって〜!!」
私が調子に乗ってそんなことを言ってると、タケルは冷静に否定した。
「そういうわけじゃねえよ・・・」
「じゃあ、どういうことなの?」
「まぁ、自分らしくが一番ってことだな」
タケルはそう言った。
「そうだよね・・・。でも、タケル、あの頃の私の反対だね」
「そうやな・・・」
私達は海を見ながら、いつまでも笑い合っていた。
それから、時間が合えば、私はタケルと会って話をした。
「そうだ、タケル、私に電話してきたことあったよね?」
「えっ?いつの話だよ?」
「タケルがいなくなってちょうど1年ぐらい経った頃かな?」
「俺、してねぇよ・・・」
タケルは東京にいる間、一度も私に電話してきてないって言った。
「じゃ、あれ、誰だったんだろう?」
「何が?」
「一回ね、非通知でかかってきたことがあってね。私、タケルだと思ったから、タケル?って何回も聞いたの。そしたら、いきなり、切られちゃって・・・」
「ふぅ〜ん、間違い電話じゃねぇの?」
「やっぱり、そうなのかなぁ・・・」
私は、タケルに言われてそう思った。
あの電話に意味があったなんて・・・思いもしなかった。