桃色
再会②
それからもタケルは、仕事が早く
終わった日や、休みの日には、
私のところに来てくれる。
「タケル、私のとこばっかきてると、
彼女出来ないよ?」
「そんなもん、いらねぇんだよ!」
タケルは、そんなこと言うけど、
本当は知ってるよ。
私が寂しい想いしないように、時間を
作って、来てくれてるんだよね?
「優士が好きなら、会いに行け!!」
私に気を使って、誰も言わないことを
ストレートに言ってくれる。
「言葉で伝えなきゃ伝わらないぞ!」
いつもいつも、私にそう言ってくれる。
それは分かってるけど、出来ないんだ・・・。
私、これでもすごく前向きに
なれてるんだよ?
・・・だけど、恐いの。
ゆぅ君に会うことが・・・。
あれから、9年も経ってるから、
もう私のことなんて忘れてると思う。
ゆぅ君にはもう、大切な人がいると思うし。
もしかしたら、結婚してるかも・・・。
だから、私なんかに会いに来られても
困ると思う。
そう思うと、なかなか前に進めないの。
終わった日や、休みの日には、
私のところに来てくれる。
「タケル、私のとこばっかきてると、
彼女出来ないよ?」
「そんなもん、いらねぇんだよ!」
タケルは、そんなこと言うけど、
本当は知ってるよ。
私が寂しい想いしないように、時間を
作って、来てくれてるんだよね?
「優士が好きなら、会いに行け!!」
私に気を使って、誰も言わないことを
ストレートに言ってくれる。
「言葉で伝えなきゃ伝わらないぞ!」
いつもいつも、私にそう言ってくれる。
それは分かってるけど、出来ないんだ・・・。
私、これでもすごく前向きに
なれてるんだよ?
・・・だけど、恐いの。
ゆぅ君に会うことが・・・。
あれから、9年も経ってるから、
もう私のことなんて忘れてると思う。
ゆぅ君にはもう、大切な人がいると思うし。
もしかしたら、結婚してるかも・・・。
だから、私なんかに会いに来られても
困ると思う。
そう思うと、なかなか前に進めないの。