桃色
美鈴ちゃんの話を聞いているうちに私は
あの頃の美鈴ちゃんの気持ちが痛いほど
分かって泣けてきた。
ゆぅ君と別れて、男達と遊ぶようになった
美鈴ちゃん。
翔さんと別れて、タケルに甘えて、
それから、どうでもいい男達と
付き合ってきた私。
・・・同じことしてた。
傷付いていたのは私だけじゃない。
美鈴ちゃんも、ゆぅ君も、そして私も、
それから、タケルも翔さんも。
みんなみんな苦しんでた。
「私、優士のこと本当に大好きだった。
それに桃子のことも大好きで・・・。
二人が想い合ってることずっと知ってた
けど、私はずっと優士を縛ってたんだ・・・」
私は泣きながら、もう、いいよと言った。
「私、美鈴ちゃんとゆぅ君のことすごい憧れて
たんだ。そうだったのに、いつの間にか
ゆぅ君のこと好きになって・・・。
だから、全部私が悪いんだよ。
私が二人のこと壊したんだよ・・・」
「桃子、ごめん」
「美鈴ちゃん、ごめん」
私達は、お互いに謝り合う。
誰が悪いわけでもない、誰のせいでもない。
きっと、私達はこうなる運命だったんだよ。
「もう、これでおしまいだよ?」
私がそう言うと、美鈴ちゃんは
「許してくれるの?」
そう言った。
「許すも何も、これで、仲直りしよっ!」
私はそう言って手を出した。
美鈴ちゃんが私の手を握った。
・・・握手。
これで、仲直り。
もう、この話は、おしまい。
あの頃の美鈴ちゃんの気持ちが痛いほど
分かって泣けてきた。
ゆぅ君と別れて、男達と遊ぶようになった
美鈴ちゃん。
翔さんと別れて、タケルに甘えて、
それから、どうでもいい男達と
付き合ってきた私。
・・・同じことしてた。
傷付いていたのは私だけじゃない。
美鈴ちゃんも、ゆぅ君も、そして私も、
それから、タケルも翔さんも。
みんなみんな苦しんでた。
「私、優士のこと本当に大好きだった。
それに桃子のことも大好きで・・・。
二人が想い合ってることずっと知ってた
けど、私はずっと優士を縛ってたんだ・・・」
私は泣きながら、もう、いいよと言った。
「私、美鈴ちゃんとゆぅ君のことすごい憧れて
たんだ。そうだったのに、いつの間にか
ゆぅ君のこと好きになって・・・。
だから、全部私が悪いんだよ。
私が二人のこと壊したんだよ・・・」
「桃子、ごめん」
「美鈴ちゃん、ごめん」
私達は、お互いに謝り合う。
誰が悪いわけでもない、誰のせいでもない。
きっと、私達はこうなる運命だったんだよ。
「もう、これでおしまいだよ?」
私がそう言うと、美鈴ちゃんは
「許してくれるの?」
そう言った。
「許すも何も、これで、仲直りしよっ!」
私はそう言って手を出した。
美鈴ちゃんが私の手を握った。
・・・握手。
これで、仲直り。
もう、この話は、おしまい。