桃色
「パーティーっつただろ?
 お前らのパーティーするから、
 みんな呼んだんだよ!」

「私達のパーティーって??」

「まだ、分かんねぇのかよ・・・。
 ったく、お前らは鈍感やな。
 優士と桃子のより戻しパーティーだよ。
 9年ぶりのな!」

健ちゃんがそう言って笑う。


パチパチパチパチッ。

拍手の嵐。


「私達、祝福されてるの?」

私は、びっくりしてそう言った。


「そうだよ!おめでとう!!」

美鈴ちゃんがそう言う。

「おめでとう!」

千絵となつが泣いてる。

「水嶋、よかったな!」

ヒロ君が私達のところに来てくれてそう
言ってくれた。


「桃子~、やったじゃん!!」

梨花が泣きながら私に抱きついてきた。

「ありがとう・・・」

私は、泣きながらそう言った。

私の隣で、ゆぅ君も嬉しそうに笑ってる。


「ほ~らな、俺の言ったとおりだった
 だろ??」

健ちゃんが得意げに話す。


「それって、どういうこと??」


私が聞くと、千絵がこのパーティー騒動の
一部始終を話してくれた。

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