桃色
そんな私達のところに美鈴ちゃんが
やって来た。


「優士、おめでとう!!」

笑顔でゆぅ君にそう言ってる。

「やっと、叶ったじゃん。
 14年かかっちゃったけどね~」

美鈴ちゃんはそんなことを言って笑ってる。

「神田、お前、よけいなこと言ってんじゃ
 ねぇよ!ってかなんで、んなこと
 知ってんだよ?」

なぜかゆぅ君は怒っていた。


「何、14年かかったって・・・?」

私が聞くと、ゆぅ君は気にすんなって言った。

そんなゆぅ君を見て美鈴ちゃんは笑ってた。


ゆぅ君と美鈴ちゃんが何か話してた。

私はそんな二人を見てすごく嬉しかった。


でも、14年って何のことなんだろう?
気になっちゃうけど、まぁ、いっか・・・。



先生もおめでとうって言ってくれた。

「優士、結婚式には呼べよ!」

そんなことを言うもんだから、

「センコウ、うるせぇんだよ!」

ってゆぅ君に怒鳴られてた。



3年1組のみんなも私達のところに
来てくれた。


「おめでとう!幸せになってね!」

そんな祝福の言葉をくれた。


私達のことそんな風に思ってくれるなんて。

嬉しくて、嬉しくて、たまらなかった。


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