桃色

愛する人

とうとう、明日になった。

明日、ゆぅ君が帰ってきます！！


「明日やな・・・」

「うん！！健ちゃんも迎えに行くんでしょ？」

「あ～、俺はやめとくわ。
　桃子一人の方が優士も喜ぶと思うし」

「なんだ、行かないの？」

健ちゃん、きっと私に遠慮してるよね。

そんな気使わなくていいのに。


「ねぇ、お腹の赤ちゃんは順調？」

「まぁな！」

健ちゃん、すっごく嬉しそう。

健ちゃんは優しいから、きっといいパパに
なるよね。


「なぁ・・・。絶対幸せになれよ！？」

いきなり、健ちゃんにこんなことを言われた。


「どうしたの？いきなり」

「いやぁ～、優士だったら、絶対、桃子のこと
　幸せにしてくれるからな！」

「ありがとう。幸せになるよ！」


健ちゃん、きっとゆぅ君のこと大切に思ってる
んだよね・・・？


・・・本当にありがとう。


明日、ゆぅ君が帰ってくるから、みんなから
電話やメールがたくさん来る。