桃色
そろそろ、行こうかな・・・。


駅までの道のり、私はいろんなことを
考えてた。

思えば、小4の時に出会ったんだよね・・・。


あの頃、黙ってたけど、誰にも言わなかった
けど、私、ゆぅ君のことが好きだった。

だけど、ゆぅ君は美鈴ちゃんと付き合い
始めて、私はいつの間にかヒロ君のことが
好きになってて・・・。


ずっとヒロ君が好きだった。

ヒロ君と美容師っていう同じ夢を持っていた。


だけど、またゆぅ君と出会って、
ゆぅ君のこと好きになった・・・。

こんなに好きになったのはゆぅ君だけだよ。

だけど、いろんなことから私は逃げた。

やっと、想いが一つになったのに、自分から
手放してしまった。


大切な人だったのに・・・。


それからは、恋なんて出来なくて・・・。

ゆぅ君に似てる翔さんと出会って、
また恋をした。

愛されているってすごく感じた。


でも、私は、愛せてなかったんだよね、
きっと・・・。


ずっと、未練がましくゆぅ君を思ってたから。

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