桃色
翔さんと別れて、私は壊れてった。

全部、人のせいにして、自分が一番悪い
くせにね・・・。

あの頃の私は最低だった。


それから、タケルと付き合った。

抱き合うだけの関係、そこに愛はないと
思ってた。

私、タケルのことちゃんと見てなかった。

それからは、本当に最悪だった。


付き合った人のことほとんど覚えてない。

何人かも、その人達のことも・・・。

ハタチの時、やっとそんな恋愛から
抜け出せた。


それは、タケルや千絵やなつのおかげ。

親友のおかげだった。


それからは、自分に素直になれた。

ずっと、ゆぅ君のこと好きでいるって決めた。


たとえ、会うことが出来なくても、それでも
好きでいたいと思った。


美鈴ちゃんとの和解、健ちゃんとも昔みたい
に仲良く出来て・・・。


・・・そして、あの同窓会。


ゆぅ君と再会出来た。

想いを伝え合った。

また、私達の想いは一つになれた。


みんなに祝福された。

あんなにみんなに祝福されるなんて・・・。


夢にも思わなかった・・・。

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