桃色
・・・座ってきたのはヒロ君だった。
私は心臓が飛び出るくらいビックリした。
横を見ると、ほんとにすぐそこにヒロ君がいた。
「ヒロ君、サッカーやってたの?」
緊張しているけど、いつも通りそう話しかける。
「あぁ~、疲れた!」
私の問いかけにも答えず、ヒロ君はそう言って寝っころがった。
少し汗をかいている。
汗が太陽に反射して、眩しくキラキラと光っていた。
ハンカチどうぞ・・・とか、女の子らしくしたいけど、残念ながら私はそんなにかわいらしいことができない。
だから私は、そんなヒロ君をただ見つめていた。
しばらく寝転がっていたヒロ君が突然、身体を起こした。
「水嶋はやらんの?」
そう言って、体育館の中を指差す。
「私は、見てる方がいいから」
「ふぅ~ん」
そして、こんなことを言い出した。
「なぁ、さっきから優士のこと見てるよな?」
「えっ?」
・・・びっくりした。
ヒロ君がいきなりそんなこと言うから。
「違うよ。みんなのこと見てるんだよ!でも、優士君のことはうまいなぁって思いながら見てたかも」
「ははっ、そっかぁ~」
そう言ってヒロ君は笑った。
なんか私、焦ってたかなぁ?
私は心臓が飛び出るくらいビックリした。
横を見ると、ほんとにすぐそこにヒロ君がいた。
「ヒロ君、サッカーやってたの?」
緊張しているけど、いつも通りそう話しかける。
「あぁ~、疲れた!」
私の問いかけにも答えず、ヒロ君はそう言って寝っころがった。
少し汗をかいている。
汗が太陽に反射して、眩しくキラキラと光っていた。
ハンカチどうぞ・・・とか、女の子らしくしたいけど、残念ながら私はそんなにかわいらしいことができない。
だから私は、そんなヒロ君をただ見つめていた。
しばらく寝転がっていたヒロ君が突然、身体を起こした。
「水嶋はやらんの?」
そう言って、体育館の中を指差す。
「私は、見てる方がいいから」
「ふぅ~ん」
そして、こんなことを言い出した。
「なぁ、さっきから優士のこと見てるよな?」
「えっ?」
・・・びっくりした。
ヒロ君がいきなりそんなこと言うから。
「違うよ。みんなのこと見てるんだよ!でも、優士君のことはうまいなぁって思いながら見てたかも」
「ははっ、そっかぁ~」
そう言ってヒロ君は笑った。
なんか私、焦ってたかなぁ?