桃色
「明日、昼ぐらいに行こうと思うんやけどな」

「うん。家、見に行くの楽しみだよね~」

「ん~、俺も楽しみや」


私達はまた、身体を重ねた。


少しだけ、チクリと胸が痛んだ・・・。


過去を秘密にしてるような気持ち。

罪悪感が私を苦しめるんだ。

全部、なかった事にしてしまいたいよ。

だけど、そんなこと出来ない。


やり直したい。

出来ることなら・・・。


全部、あの頃に戻ってやり直したい。

・・・私、またあの頃に戻りたいって思って
しまったよ。


確か、前にも思ったことがある。

私、成長してないな・・・。


そんなことを思いながら、眠りについた。


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