桃色
確か、あれは3年前だったと思う。
タケルがいなくなってた時、私の携帯に
非通知の電話が鳴った。
私は、タケルだと思ったから、電話を取る
なり、タケル?って呼んだ。
何回もタケルの名前を呼んだ。
でも、すぐに電話は切れてしまった。
そのことを、タケルに再会した時に聞いたら、
俺じゃない、違うって言われた。
ただの間違い電話だと思ってた。
あの時の電話かけてきたのって、
ゆぅ君だったの?
・・私、バカだ・・・。
「俺、すげぇ苦しかった。俺のパーティに、
タケルって奴が来るって聞いたときは、
すげぇムカついたし。水嶋にとって、
タケルって奴が本当は特別な存在
なんじゃないかって思った。
電話に出た時の、水嶋、
すげぇ焦ってたし・・・」
ゆぅ君はすごく悲しそうに話した。
「でもな、もう、分かったから。俺がタケルの
こと責めてしまったから、お前連絡とか
取るんやめたんだろ?でも、もう、俺、
分かっとるし。タケルとは友達だろ?
俺もタケルと友達やし、会うなとは
言わねぇから」
ゆぅ君は健ちゃんとタケルに連絡しろって
言ってくれた。
でも、私はすぐに連絡しなかった。
時間をかけて、ちゃんと考えたかった。
簡単な想いで二人と会わないって決めた
わけじゃないから・・・。
タケルがいなくなってた時、私の携帯に
非通知の電話が鳴った。
私は、タケルだと思ったから、電話を取る
なり、タケル?って呼んだ。
何回もタケルの名前を呼んだ。
でも、すぐに電話は切れてしまった。
そのことを、タケルに再会した時に聞いたら、
俺じゃない、違うって言われた。
ただの間違い電話だと思ってた。
あの時の電話かけてきたのって、
ゆぅ君だったの?
・・私、バカだ・・・。
「俺、すげぇ苦しかった。俺のパーティに、
タケルって奴が来るって聞いたときは、
すげぇムカついたし。水嶋にとって、
タケルって奴が本当は特別な存在
なんじゃないかって思った。
電話に出た時の、水嶋、
すげぇ焦ってたし・・・」
ゆぅ君はすごく悲しそうに話した。
「でもな、もう、分かったから。俺がタケルの
こと責めてしまったから、お前連絡とか
取るんやめたんだろ?でも、もう、俺、
分かっとるし。タケルとは友達だろ?
俺もタケルと友達やし、会うなとは
言わねぇから」
ゆぅ君は健ちゃんとタケルに連絡しろって
言ってくれた。
でも、私はすぐに連絡しなかった。
時間をかけて、ちゃんと考えたかった。
簡単な想いで二人と会わないって決めた
わけじゃないから・・・。