桃色
「タケルね、私を救った後、すぐに東京に
行ってたの。4年間。つい最近だよ、
こっちに帰ってきたの。自分にケリを
つけるために行ってたんだって」
「そんなことがあったんか・・・」
「うん。でも、私とタケル仲良すぎでしょ?
ゆぅ君にも言われたし、みんなにも
言われてた。でもね、タケルも彼女いたし、
私は、普通に友達として接してたのに・・・」
少しだけ、涙が零れた。
ゆぅ君は何も言わずに、ティッシュを
差し出してくれた。
「ありがとう・・・」
涙がよけいに零れた。
ゆぅ君が私の頭をポンポンっと撫でてくれた。
「パーティの次の日にね、タケルに会いに
行ったんだ。これで最後にしようと
思って・・・」
でも、そこで奈々さんから聞いてしまった。
タケルの想い、そして、健ちゃんの想い。
・・・苦しかった。
でも、そこで、気付いたの。
二人は、私と一緒にいて、ずっと苦しかった
はずだって。
私なんていなきゃよかった・・・。
「タケル、私に、彼女出来たって言ってたの。
でも、それ、嘘だった・・・」
「嘘って何だよ?」
「私のために、彼女出来たって・・・
そんな嘘までついてそばにいてくれてた。
そのことを知ってしまって・・・・・
もう、どうしていいか分からなくなって、
タケルとはもう会わないでいようって
思ったの・・・」
「だから、タケルと会ってなかったんか?」
「うん・・・」
私は、小さく頷いた。
行ってたの。4年間。つい最近だよ、
こっちに帰ってきたの。自分にケリを
つけるために行ってたんだって」
「そんなことがあったんか・・・」
「うん。でも、私とタケル仲良すぎでしょ?
ゆぅ君にも言われたし、みんなにも
言われてた。でもね、タケルも彼女いたし、
私は、普通に友達として接してたのに・・・」
少しだけ、涙が零れた。
ゆぅ君は何も言わずに、ティッシュを
差し出してくれた。
「ありがとう・・・」
涙がよけいに零れた。
ゆぅ君が私の頭をポンポンっと撫でてくれた。
「パーティの次の日にね、タケルに会いに
行ったんだ。これで最後にしようと
思って・・・」
でも、そこで奈々さんから聞いてしまった。
タケルの想い、そして、健ちゃんの想い。
・・・苦しかった。
でも、そこで、気付いたの。
二人は、私と一緒にいて、ずっと苦しかった
はずだって。
私なんていなきゃよかった・・・。
「タケル、私に、彼女出来たって言ってたの。
でも、それ、嘘だった・・・」
「嘘って何だよ?」
「私のために、彼女出来たって・・・
そんな嘘までついてそばにいてくれてた。
そのことを知ってしまって・・・・・
もう、どうしていいか分からなくなって、
タケルとはもう会わないでいようって
思ったの・・・」
「だから、タケルと会ってなかったんか?」
「うん・・・」
私は、小さく頷いた。