桃色
「ただいま~」

買出しに行ってた健ちゃんとタケルが
帰ってきた。


「てか、あいつらまだ来てねぇのかよ?」

健ちゃんが部屋に私とゆぅ君しかいないこと
に気付いてそう言った。

「もうすぐだと思うんだけど・・・。
 気配なかった?」

「全く、気配なかったわ」

タケルが私の意味不明に乗っかってくれた。


「何だよ、気配なかったとかって・・・」

横で、ゆぅ君が吹き出している。


なつ達が来るまで、私達は、
また他愛無い話をしてた。




すると、

「ピンポーン」

玄関のチャイムが鳴った。



「おっ、来たか!」

ゆぅ君がそう言って、もうダッシュで
玄関に向かった。

私も、ゆぅ君の後を追って、玄関に向かった。


「茜~!楓~!」

ゆぅ君はそう言って、二人の頭をくしゃくしゃ
に撫でていた。


ゆぅ君、きっと親バカになると思う。

私は、ゆぅ君のそんな姿を見て、笑ってた。


「いらっしゃい!」


なつ達も来たし、私達はまた他愛無い話を
始めた。


ゆぅ君はみんなの話に耳を傾けたりせず、
茜と楓と一緒に遊んでいる。


私も、そっちの方が気になって仕方なくて、
ゆぅ君と一緒に茜達と一緒に遊ぶことに
した。

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