桃色
私達は帰ろうとした。

その時、後ろから男たらし~って声が聞こえてきた。


・・・・・また、あいつらだ。


聞こえてないフリをして帰ろうとした。


その時、ヒロ君が


「お前ら、うるせぇんだよ!!」


って不良達を怒鳴ってくれた。


「何がぁ~?」


不良達は知らない顔をしてる。


「・・・ヒロ君?」


私の視線に気付いたのか、ヒロ君は何でもねぇよってごまかした。


でもね、すごく嬉しかったよ。

ヒロ君、ありがとう。


今思えば・・・ヒロ君はいつも私を助けてくれてたよね。


ぶっきらぼうだけど、優しかったよね。


そういうところが、すごく大好きだった。



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